Monday 21 July 2014

督促OL業務日誌 ちょっとためになるお金の話

こちら、榎本まみさんの督促OL 修行日記の第2弾となります。

督促OL 修行日記は、主に彼女と「督促」の仕事の関係についての本でしたが、

第2弾の督促OL業務日誌 ちょっとためになるお金の話は、
彼女が仕事を通して学んだクレジットカードのキャッシング等、無担保金融の恐ろしさ、
そして、信用情報の大切さ等が分かりすく解説されています。

特に、支払いが滞るとどのような困った事態が起こるのか。
また、どんな状況にいる人が、どのような場合にそういった事態に陥るのか。
などなど、著者が仕事を通して学んだ、または実感したことが描かれています。

これを読んで感じたことは、「明日は我が身」。

クレジットカードキャッシングは、サラ金よりも心理的抵抗感が低い。
特に、海外旅行に行った時に小額の外貨(現金)が必要になった場合など、
両替するよりもATMからクレジットカードでキャッシングする方が、
無駄がないし、帰国してすぐ入金したら手数料も両替するより安くあがる
ということもあり、クレジットカードのキャッシングは、以前よりも
心理的抵抗感が薄くなってきているような気がします。

でも、金利がそんなに大きくないのは、すぐに返済した場合のみ。
リボ払いとかで返済しようものなら、延々と返済し続けることになるのです。

こういった信用融資は、住宅ローンとは異なり、本人の返済能力だけが
頼りとなりますので、安易に借りてしまうと大変なことになるのですが、
大抵の場合、最初の借入額は小額であることが多いので、皆さん
大丈夫だと思ってしまうのでしょう。

でも、上記した海外旅行で小額の外貨が必要だという場合を除いて、
小額の信用融資に頼らなければならない、という状況そのものが問題なのですよ。


そういった金額を安易に借りて、期限通りに返すことができずに滞納したばかりに、
本当に大切なお金を借りたいときに、信用がないから借りられない。

昔、父親に言われました。「借金できる事も財産だ」と。
つまり、ある程度まとまったお金を貸してもらう為には、
それだけの信用を築かなければならない。

だから、銀行である程度まとまったお金を貸してもらえる、ということは、
「自分に信用がある」ということであり、そしてそれはかけがえのない財産なのです。

この本を読んで、そんなことを考えました。


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